ライブレポ
・ノムノムキッポヨ! JAPAN TOUR2005(05/11/10) (2005/11/13更新)
・MUSIC CITY TENJIN &カラモコ・カマラ(05/10/23) (2005/11/26更新)
・SunSetLive(05/09/2〜3) (2005/09/11更新)
・Isla De Salsa(05/08/20) (2005/08/28更新)
・Yoshii Lovinson@大阪(05/06/25) (2005/07/03更新)
・Yoshii Lovinson@福岡(05/06/11) (2005/06/19更新)
・Asian Dub Foundation(05/04/12) (2005/04/20更新)
・これまでのベストライブ (2005/04/20更新)
ノムノムキッポヨ! JAPAN TOUR2005 (05/11/10)  (2005/11/13更新)

  

 スペースシャワーTVの番組が元になっているこのノムノムキッポヨ! JAPAN TOUR2005は、韓国のバンドSUGAR DONUTSと九州のバンドなどが出演するイベント。私の目当ては、ライスボウルがバックバンドをつとめる曽我部恵一氏のライブ。福岡公演にはライス&曽我部さんは出演がないので、友達のいる熊本の公演を見に行くことにしました。
 遅めに熊本入りして、SUGAR DONUTSの少し前辺りから見る。熊本の友達Mちゃんとは数年ぶりの再会。一見変わってないようでいて、少しお姉さんっぽくなっていた。SUGAR DONUTS、MCは日本語。言葉に詰まるたびに「スミマセン! スミマセン!」を連発して笑いを誘う。でも日本語うまいよ〜。そして英語の発音もいいよ〜。曲も軽快なノリのよい感じで、割と好みでした。一番前にいた男の子2人が異様にハイテンションで、他の客がその二人に突っ込みを入れる場面もあり(「そのくらいにしとけ〜」とか)とても微笑ましいライブになっていた。
 友達Yちゃん到着ののち、曽我部さん&ライスボウル登場。ライスボウルのメンバー、特にボーカルの毛利氏は曽我部さんのファンでもあるので緊張した面持ち。しかし曽我部さんは最初からいい感じに酔っぱらっている。メンバーを煽る煽る、バーボンを飲む、曲は引っ張る、客席に降りてギター弾きまくる! 毛利君もつられて笑顔になり、ジャンプしたり、曽我部さんのバーボンを盗み飲みしたり。すっごく楽しそうでした。ベースの脇本氏は、曽我部さんに肩のところをググーッと頭で押され、自分も頭で押し返し、二人で闘牛みたいになりながら演奏してました(笑)。ワケがわかりませんが熱いライブです。ドラムの林君はほとんど笑顔が出ませんでした。緊張してるのか、アドリブが多くて戸惑っているのか不明ですが、真剣な面持ちが印象的でした。
 実は曽我部さんを見るのは初めてだったのですが、ブルージーな曲もあれば、歌詞がすてきな曲もしっとりした曲もありで、才能を感じさせる人でした。

MUSIC CITY TENJIN &カラモコ・カマラ(05/10/23) (2005/11/26更新)
 MUSIC CITY TENJINのイベント、フリーパスで4つの会場のライブがはしご出来るFLOOR CIRCUITに行って来ました。フリーパスは千円! 1バンド30分×2日間で最大14バンド見れちゃいます(ドリンクオーダー要)。
   SKA'SH ONIONSから見る予定が、図書館に寄ったら遅くなり、間に合いませんでした。サンセットライブに続き見逃すの2度目。
 18:15〜親不孝のEarly Believersにて、ANA。サンセットで、ドラムの人(私の友達の友達)に会ったのにステージ見逃していて気まずかったのだが、やっと見れた。面白い!気持ちいい!フライヤーにエレクトロポップって説明があったけど、まあそんな感じかな? またライブあったら見に行こうっと。
 19:00〜同会場にて、八重山モンキー。これもサンセットでは見逃したが、後日ヨコチンロックフェスティバルで見たので2回目。やっぱり楽しいねー、エイヤーサーサー♪ 沖縄とミクスチャーやらアフリカンやらの融合。
 1時間休憩し、20:30〜また同じ会場にて、チョモランマのDanger-shu。知らずに行ったけど、この人もサンセットに出てた人だ、と気づく。声は結構アクがあって、レゲエのおっさん風なんだけど、実物はスマートなスーツ姿。それで「オレは七三のラガマフィン♪」という歌があるわけね、と納得。髪型は厳密には七三じゃないみたいですが。大麻の歌とか、すっごい面白い! 歌詞もいいけど、言葉を音に乗せるのがうまい。ちゃんと日本語でちゃんとレゲエだ。韻を踏むというよりもダジャレ的なベタな感覚が素敵。
 次は21:15〜、DRUM Be-1で韓国のバンドを見ようと思ったら、会場を出たらすでに21:30。押してるなあ、と急いで移動していると、通りかかったビルから怪しいジャンベの音が。カラモコ・カマラのライブ、サポメンは予想通りフォリカン。当日3000円、しかも開演から1時間経ってるなあ、ええ〜とぼやきながらもつい入ってしまうのは、ずっと飲んでいた酒のせい? それともアフリカの魔力? この日はダンサーの人も何人も入っていて、激しい踊りを堪能することが出来ました。それにお客さんも相当盛り上がっていていい雰囲気だったので、思わぬ出費については考えないことにしよう。
   ライブ終了は22:30! FLOOR CIRCUITの締めはThe Travellers(サンセット見逃し組の一つ)のはずだったのに、終演予定時間じゃないか! やばいやばい、と言いつつDRUM Be-1にダッシュ。ラスト一曲を見る。セーフなのか、アウトなのか。The Travellers、かっこいいオッサン代表です。帰り道、若い男の人が「あんなオヤジになりてえ!」と言っていたのに納得。あんなオヤジになっておくれ。

SunSetLive(05/09/2〜4)  (2005/09/11更新)

   
写真はクリックすると拡大します。
SunSetLive HP:
http://www.beachcafesunset.com/index2.htm

<1日目>
 「遠方で法事がある」と嘘をついて会社を早退。途中で浴衣に着替える。久しぶりに会うSちゃんと一緒にバスで会場へ向かい、まずはビールで乾杯。さっそくビーチステージでロレッタセコハンを見る。豊嶋さん脱退前の最後のライブだ。砂浜とロレッタというミスマッチが奇妙に気持ちよく、音に酔って踊る。前方真ん中で揺れている友達・H君発見。あまり楽しそうなのでコソーと近寄っていって踊る姿を激写した。
 いったん3人でパームステージに移動してスチャを見るが、もっとまったりしたいと思い、私だけ食べ物コーナーへ移動。浜辺でラム(マイヤーズ)×グレープフルーツジュースと冷たいバターコーンを食す。いつの間にか始まっていたボー・ヤングのステージに八重山モンキーのメンバーが加わり、オーストラリア×沖縄のさわやか楽しいハーモニーを聴かせてくれた。最高に気持ち良かった一時。
 パームステージの方に戻ると、入り口付近にやぐらがあり、何人かの人が昇り降りしていたのにつられて上に上がる。本当は関係者オンリーだったようで、立入禁止札もつけてあったのだが、札がずれていた上ほの暗かったので気がつかなかった。登ってみると結構高さがあり、見晴らしもよい。氣志團を上から見ると面白いかもと思い、あらためてつまみ&酒を確保して来て居座る。馬鹿馬鹿しいけどサービス満点な氣志團のステージを堪能。
 スカパラが始まり、やぐらの上では思いきり踊れないので地上に降りて前方にダッシュ。浴衣姿で踊りまくっているせいか、TVカメラが寄ってくる。法事で早退してるんだから映さないで〜と後ろを向いたりうつむいたり、不自然な動きを連発。
 スカパラを最後まで見たい気持ちを残しつつ、ビーチステージへ移動、オーサカ=モノレールを見る。ファンクも楽しいねえ。はぐれたままだったSちゃんと出会い、ステージ終了後に打ち上げられた花火を共に鑑賞。最後にごつくカツカレーを食べて寝床(海の家)へ。
 海の家〜1・5畳くらいのスペースに蚊屋が釣ってあり、毛布と敷物も貸してくれるが、荷物預かりやシャワー使用・昼間の休憩は宿泊代と別料金。蚊屋の区切りだけなので身支度をする時が不便。夜通し電気がつけっ放しで遅くまで騒いでいる人もいて、畳の上を人が歩くとかなりの振動が伝わって来るため、安眠はむずかしい。今年は予約制キャンプサイトが満員でキャンプ出来なかったけど、次はキャンプがいいな。

<2日目>
 宿泊所としては不便な海の家も、起き抜けにペタペタ裸足で浜辺に出て海を眺められるという利点は大きい。落とし穴は、9時までに海の家を出なくてはならないのに、11時まで会場には入れない点か。インドのパンジャビ・スーツに着替え、朝食になるものを探してSちゃんと二人、バス乗り場の辺りまで散歩に出る。魚を焼くいい香りにつられて民宿をのぞいていたら、スタッフ限定だとかで、和食にありつけず。結局元の海の家の側の浜辺に帰り、じりじり照りつける日射しを避けるように日陰を探して、ビールやらお菓子やらで不健康な朝食を摂る。普段の生活から見ると、とてつもなく贅沢な午前の過ごし方なのだが。
 開場後、トマト・パスタを食べた後、ブラック・ボトム・ブラスバンドを見る。いったんSちゃんと別行動になってビーチステージ付近をブラブラしていると、同僚Cちゃん達と遭遇。一緒にパームステージに行きcopa salvoで踊りながらSちゃんも合流。皆でビーチステージに移動し、ノントロッポを聴きながらラムの串焼きを食べたり、おしゃべりしたり。またパームステージに戻ってリトル・テンポに備えている時にH君と再会、皆でわいわい楽しく過ごす。その後ダブル・フェイマスを見て、またプラプラして、夜の砂浜に寝そべって、Mad Professor&Aishaで燃え尽きて、二度目の花火を見て……。
 この日はかなり暑くて疲れ気味だったため、海の家はキャンセルしてSちゃんを連れて自宅に帰った。普通にシャワー浴びてゆっくり着替えて布団で眠れるって幸せ♪ キャンプの不便さは好きなんだけど。テントは自分の部屋と同じく好き勝手に出来るのに食比べ、海の家は夜間限定利用で、外から丸見え環境だったのでくつろげなかったのかも。

<3日目>
 朝一番のスカ★ロケッツは見ないと! と言いながら、惰眠を貪る私達。降り出した雨の中、会場に着いたのはお昼過ぎだった。食べ物屋を物色している内、段々と降りが激しくなって来た。Sちゃんの友達(日・韓・カナダの国際派)と合流して一緒に海辺のテントで雨宿りしていると、叩き付けるような土砂降りに。そんな中、ハイになって海辺でトランポリンで飛び跳ねている人や、屋台の看板をサーフボードにして波に乗ろうとするエンターテイナー、果てはモロ出しで泳ぐ男の人まで現れる。私もじっとしていられなくなって、裸で海に……もとい、ポンチョからはみ出した浴衣の裾まくってステージ前に踊り出た。ビーチステージのキャラバンは、雨の中泥をはね上げて踊るオーディエンスとの一体感がよかった。
 雨足が弱まってから、ホワイト・バッファロー登場。アコギ1本の温かいステージ。その後、雨は止むも台風接近中ということでタイムテーブルが変わっていて順番がよくわからなくなり、梅酒をちびちびやりつつ浜辺で過ごす。いつしか始まったへんてこなmc・不思議な佇まいのカットマン・ブーチェを見ながら赤ワインに酔って、いい気分で揺れているところでSちゃんと出会う。出会いと別れを繰り返す、それがフェスの醍醐味なのだった。
 その後は二人一緒の行動で、屋台めぐりをしたり、誰だかわからない人のステージを見たりする。日も暮れた頃、パームステージのあのやぐらの上に、アフリカンな出で立ちの不振な人影が。フォリカンである。不安定なやぐらの上で、身を乗り出しての演奏、そしてダンサーのお姉さんの神がかったような激しい踊り! 演奏が終わり、やぐらから降りてからもまた演奏を始めてしまうサービス精神! たちまち周りに人垣が出来て、皆踊る踊る。お母さんに抱っこされた子供が、外国人のお兄さんとハイタッチしていたのが微笑ましかった。
 その後しばらくパームステージ近辺でふらふら。ラストはドノヴァン・フランケンレイターを目指し、浜辺に向かう。Sちゃんは前方に行き、私は砂浜に座ってのんびり。少し寒くなりラーメンを買って来て食べていると、客に混じってドノヴァンのステージを見ていたホワイト・バッファローが飛び入り。前で見たくなったので、ラーメン立ち食い状態で前方へ。耳も胃袋も大満足の締めくくり。最後に花火を見て、海の家に寄ってビールを買って飲みながら帰宅。
 SunSetって、フジロックでいうとフィールド・オブ・ヘブンだけで構成されているような感じだ。自由で、ハッピー、客もスタッフもなんだかイカれてる。楽しいけど、常にはじけてる分疲れも出やすい。でも、多分また行くんだろうな。なんといっても海がきれいだし、食べ物もうまい! 食べたもの:11品、飲んだお酒:17杯、チケット代より飲食代の方が(ひい)。 

Isla De Salsa(05/08/20)  (2005/08/28更新)


 フジロックほどの大雨ではないものの、能古島のカリビアンフェスも雨に見舞われた。
 水着の上に→スリップドレス→その上に浴衣→+モンベルポンチョというヘンタイな重着で出発。自宅から能古渡船場に向けて、約一時間チャリを漕いでいる間が、一番降りがひどかった。  友達はバイクで、同じく濡れながらカッパ姿で渡船場に登場。しかも出航寸前、客の大半が船に乗り込んでしまった後で、もう間に合わない……と思った矢先、幻のように現れた。知り合って間もない、今の職場の人なんだけど、なかなかのツワモノと見た。
 フェリーから見る海はよどみ、空は鉛色で、カリブ祭りに行くというより、シケの中女房子供を置いて漁に出るような気分だ。でも乗客はみんなマイペースで楽しそうな様子。外国人も多く、年齢層も広くて、いい感じ。

 能古島に到着後、専用バスに乗って会場へ。バスを降りると、湿った山道の向こうからラテンの音楽が聴こえて来て、なんだか不思議な感じがする。リストバンドをつけてもらい、ケバブの匂いを嗅いでようやく「イスラ・デ・サルサだ!」って気分になる。相変わらず小雨が降り続いてはいるけれど。
 ステージは小さいのが一つしかないのだが、雰囲気とロケーションは最高。すぐそばが海で、浜辺にバーがあって、間に雑貨屋やボディペインティングのスペースもあり、バンガローがあって、どこに行ってもちゃんと音楽が聴こえて来る。ゴミは適度に仕分けされて、裸足でうろついても怪我しない。トイレもきれいでそんなに並ばなくて済む。簡易シャワーも使える。そこら中でカップルがサルサを踊り、子供が遊んでいる、とってもラブリーな空間だ。
 出店は、地元のおばちゃんらがやっているローカルなものから、本場ジャマイカンフード等の国際色あふれるものまで、イベントの規模を考えるとかなりの充実ぶり。値段が安め(ビール400円等)なのも嬉しい。
 この日食したもの:串刺しからあげ、かしわおにぎり、タコス、ソーセージ、バーベキューチキン。
 友達が食したもの:串刺しからあげ、ラム・ジャーク・ケバブ、ジャージャー麺。
 酒は、サービス満点、ラテン仕様の濃度。カクテルは3分の1以上が酒という割合で、ダークラム+グレープフルーツジュースは異様に黒っぽい色合い、キューバリブレは毒入りコーラかと思うほどの刺激的な味に仕上がっていた(しかしグレープフルーツジュース割りはすごくおいしかった!)。テキーラのショットも◎。店先で一気飲みするのが、なんだかスタミナドリンクを飲んでいるようで面白い。

 さて肝心のステージはと言えば。
 個人的には、カリビアン音楽はそこまで好きでもない、というか、サルサになると客の大半がステップを踏み出すので普通の人(サルサを習ってない人)はちょっと違和感をおぼえてしまう、という事情もあり、レゲエのマカ・ラフィンが好みだったなあ。全体では、los ban banが一番盛り上がっていたように思う。
 各バンドの演奏の間に、ダンスインストラクターによるダンスショーおよびダンスレッスンがステージ上で行われるのは、サルサの島ならでは。友達はサルサのステップやターンを習得した模様。私はレゲトン、スカ、ヒップホップのダンスの時間だけ真面目に参加。二人とも帰りには足が重くなっていたという三十路の恐怖。
 踊る観客は、男女二組で一緒に踊って、途中うまく相手をチェンジしながら巧みにくるくる回っている人たちや、女の子にステップを教えてもらっている男の子、ステージに上げられて恥ずかしそうにバレエを披露してくれた子供や、車椅子の人と手を取り合って踊っている人などさまざまだった。最後の方は、やたら踊りがうまいカップルと、円陣を組んでコサックダンスを踊る謎の外国人集団(一部脚色)、お店が退けてうかれているスタッフだけが生き残っていた(私達も一応踊ってはいるのだが、足取りが2倍遅)。

 22時頃の終演後、バス→フェリー→チャリ(友達はバイク:大胆にも飲酒運転)と乗り継いで家に帰った自分達の泥だらけの足をほめてあげようと思う。さて、次はサンセットだ!

Yoshii Lovinson@大阪(05/06/25) (2005/07/03更新)


 とりあえずセットリストのみ。
20GO
欲望
TALI
SIDE BY SIDE
WANTED AND SHEEP
RAINBOW
HATE
CALL ME
BLACK COCK'S HORSE
MUDDY WATER
JUST A LITTLE DAY
PHOENIX
CALIFORNIA RIDER
NATURALLY
FINAL COUNTDOWN
スティルアライヴ
FOR ME NOW
トブヨウニ

Yoshii Lovinson@福岡(05/06/11) (2005/06/19更新)


 6/11@ZEPP FUKUOKA、行って来ました。ソロ初のツアー。しかもスタンディングの会場とあって、期待も不安も大きい人もいれば、肩の力を抜いて見に来た人もいたと思われます。私は後者。皆が前に詰めかけたら、私は後ろに下がってビールでも飲みながらのんびり見るつもりでした。そのため、服装はいつも通りの普段着着物。周りは、Tシャツ、ジーンズ、スニーカーという完全スタンディング仕様の人が多かった。SEはテクノというかクラブっぽい、粋な選曲。開演後は、意外にも前のブロックに侵入したり押したりする人は少なくて、楽でした。ちょっとぶつかってもゴメンって言ってくれる人が多く、なんだかフジロック気分。でも自由に場所移動するゆとりはなくて、お行儀よく自分の場所で見ている姿は、どっちかというとROCK IN JAPANって感じかな。
 アルバム『WHITE ROOM』をよく聴き込まない内にライブに参加してしまったのですが、期待以上に歌がイイ。ややアコースティックなサウンド、ストレートな歌詞が小さめの会場に沁み渡ります。夜、野外で星を見ながら聴いたら気持ちよさそう。シングル「TALI」のカップリング「スティルアライヴ」は、ライブでやると、CDで聴くのと随分雰囲気が変わる。「FINAL COUNTDOWN」「PHOENIX」「欲望」といったノリのいい曲も実にライブ映えします。『at the BLACK HOLE』と『WHITE ROOM』、それにシングル収録曲などYOSHII LOVINSONとしての曲ばかりの構成で、十分聴き応えがあり、アルバム2枚出すまでツアーをやらなかったのは正解だと思いました。半数以上の曲をフルコーラスで嬉し気に歌っていたお兄さんもいて、迷惑ながら(笑)YOSHII LOVINSON人気がちゃんと定着しているんだと嬉しくなりました。
 何より、吉井さん自身が楽しそうでした! そして、サポートメンバーとして参加していたエマは、ギターは大きく音を外したりしていたが(汗)、エマをわざとからかったりする吉井さんはもう子供のようで、吉井さんにとってエマは必要不可欠な精神安定剤なんだろうなーと実感。ほほえましい限りです。
 他のメンバーとも和気あいあい。しっかりしたサウンドを聴かせてくれるギターの日下部正則さん、メンバー紹介の時に「女性器と早退けが好きな陰部ウェイ・マルムスティーン」と紹介されていました(吉井さん、「YOSHII LOVINSONは渋いから、エロい話はしません」って言っておきながらさっそく)。ベースの根岸孝旨さんは、奥田民生とよく組んでる人だそうで。ドラムの金子統昭氏(RISE)、一人だけ二十代。若っ。
 実は、ライブ中は、楽しいながらも、エアロみたいなもっと華やかなステージが見たいな、とか、スタンディングだったらもっとのんびりできるライブがいいなあとも思っていた私。それが、家に帰って寝る頃には、歌詞やメロディの一つ一つが心身に入り込んで離れなくなっていました。イエロー・モンキーの時のようなロック・バンドならでは華やかさ、びっちりとした一体感、ギラギラした色気などはなかったけれど、やっぱり吉井さんも、ファンも、ライブ人間なんだと思い知らされたライブでした。また、行きたいな。
  
PHOENIX
欲望
TALI
SIDE BY SIDE
WANTED AND SHEEP
RAINBOW
20GO
CALL ME
BLACK COCK'S HORSE
MUDDY WATER
JUST A LITTLE DAY
SPIRIT'S COMING
CALIFORNIA RIDER
NATURALLY
FINAL COUNTDOWN
スティルアライヴ
FOR ME NOW
トブヨウニ


Asian Dub Foundation(05/04/12) (2005/04/20更新)


 前回の福岡公演から早や5年。mcが交替してから随分経つけれど、会場は同じDRUM Logos。前座のAfrican Head Charge、渋くて面白くてヨシ! メインのADFも盛り上がりました。個人的には、mcのディーダーがいない分いまいち弾けられなかったかなーという気もしましたが。前回の公演時は、ディーダーのあの笑顔と踊りにつられて跳ねまくり、翌日筋肉痛に悩まされました。あの時が行き過ぎていたのよね〜。最新アルバムの"Tank"は好きだす。


これまでのベストライブ (2005/04/20更新)


 フト思いついて、今までに見たライブの中で忘れられないものを古い順に挙げてみました。
The Yellow Monkey(1997/09/14)
 初めて見たイエロー・モンキーのスタジアム・ライブ。たくさんの観客が一体となって盛り上がっている様に興奮し、この日を境にロックどつぼ地獄に堕ちて行くことになるのでした。
Aerosmith(1998/03/05)
 イエモンのエマが好きだというので聴いてみたエアロにハマり、ハマったばかりで心の準備もない内に来日を迎え、しかも席は2列目・ジョーの度真ん前だったという恐るべき公演。
The Yellow Monkey(1998/12/28)
 初めてエアロ、フジロックを体験した年の暮れに、イエモンの特別公演(メカラウロコ@武道館)を見るなんて、贅沢・至福。この頃、ネットを始めて、フジロックにも行ってオフ会やって友達増えて、音楽雑誌にライブレポを投稿したりして、やたらと勢いづいていた時期でありました。第2の青春って言うか。
Fuji Rock Festival '99(1999/07/30〜08/01)
 フジロックが苗場で開催された最初の年です。仲間と一緒に福岡から新潟まではるばる出かけて、山に囲まれた会場一面に広がる緑を見た時の感動は忘れられませぬ。この時から昼間外で飲むビールの虜となる。
Ben Folds Five(1999/12/14)
 勢いづき過ぎて、とうとう海外に行ってしまった冬。観光目的も含めての旅行ではあったけど、Royal Albart HallのBF5が何よりよかった。
Phish(2000/06/14)
 最高のイカれライブ。世界中からフィッシュ・ヘッズが集まり、甘いハッパの香りが漂い、ライブ録音公認・途中休憩もありで、いろんなジャンルを取り入れた音楽がアドリブで延々と演奏されるという不思議空間でございました。
Fuji Rock Festival '00(2000/07/28〜30)
 Trojans、Rammstein、Ozomatliといったイカれライブの名手(?)たちに出会い、私はさらに解き放たれて行く……。
Asian Dub Foundation & Audio Active(2000/10/10)
 そんな中で見たADF。こりゃ楽しいに決まってる!
Joe Strummer & The Mescarelos(2001/10/30)
 ロックっぽいものより民族的な要素のある音楽にハマりつつあった私に、この時のMescarelosはぴったり。
Glastonbury Festival '02(2002/06/28〜30)
 一度この目で見るまでは死ねない、と思っていたイギリスのグラストンバリー・フェスをようやく体験! メインのステージなんかろくに見てないんですけど(子供広場や屋台が無性に面白くて)、よかったです。
Fuji Rock Festival(2002/07/26〜28)
 一番野性に還っていた頃。海外まで行ったのだから、フジは行かずに我慢しようと言いながら気がつけば苗場入りして、2日で帰ると言いつつも最終日の翌朝まで飲み明かしていた。キャンプファイヤーでくつろぐジョー・ストラマーを見られたことが一番の思い出。

 あらためて羅列して分析してみると濃いですね〜。この5年で10年分は遊んだと思うので、最近は比較的大人しくしています。次にはじける時のための下準備という気がしなくもない。
 
<番外>
Rock In Japan '85(1985/07)
 え、こんな昔からRock In Japanがあったの!? とびっくりしないでね。これはこの年一回きりの屋内イベントだったのです(茨城で毎年開催されているRock In Japan Fesとは無関係)。ラインナップはCulture Club、The Style Council、The Associates、Go West。トリがスタカンじゃなくてカルチャー・クラブだったところがミソです。当時中3くらいだった私は、必死で小銭掻き集めてチケットを買いました(来日イベントだから高かった)。中学生の時、阿呆みたいにボーイ・ジョージが好きだった私にとって、夢のような一時でした。今思えば、なぜあんなゲイ・カルチャーの申し子みたいな人が世界のティーン・エイジャーのアイドルと化していたのか不思議ですが……でも、「民族的な音楽(特にレゲエとか)が好き」という私の好みは、この頃から今に通じてるなと思います。



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